息子の友達で、親御さんが勉強ができないと悩んでいた勉強に全く興味のないお子さんがいました。
受験直前まで成績が伸びず、第1希望でない学校に進学しました。
その学校で嬉しい変化が!
入学後彼は勉強ができる子になり学年でトップを争うまでになりました。なぜ彼が勉強ができるようになったのか?
中学受験して勉強ができる子になった成功例を紹介します!
勉強に興味がない小学生時代
3人姉弟の末っ子で、姉二人は、中学受験をし中高一貫の私立中学へ通っていました。
面倒見がいい私立の教育を高く評価していて、3人目も当然中学受験させるという流れが出来ていました。
ところが、末っ子で男の子なので、とても幼く、勉強よりも毎日友達と遊ぶことに興味があった彼。それでも、姉二人が通塾していたのを見てきたので、塾に行くことを嫌がることなく通っていました。
全く勉強しない通塾期
塾に通っているのに、勉強しないので成績は当然上がりません。
いつまでたっても成績は、塾の中で一番下のクラス。
「勉強もしないのに、塾に通わせてもったいない」
そんな風に思って、何度も勉強しなさいとバトルになったそうです。それでも、勉強しないので、塾を辞めさせた方がいいのか塾の先生に相談したそうです。
中学受験はさせるべき
先生の答えは、「中学受験はさせるべき」
- 塾に行くことを嫌がっていない
- 無意識にインプットされたものがつながる日が来る
- 継続してきたことを親が辞めさせるのは良くない
- 偏差値の低い学校でも良い学校はたくさんある
このようなことを、面談で話してくれたそうです。
そして、偏差値の低い学校でも特待生で余裕で合格できる学校をすすめられたそうです。
できるという成功体験が変化をもたす
塾の先生は、今は勉強に興味がないが、彼は素直であること。褒められると伸びるタイプであることを評価して、余裕で合格できる学校をすすめてくれたそうです。
ご両親も、その話に納得し、余裕で合格できる偏差値の低い学校の特待を受験させました。
結果は、合格。特待生として彼は合格することができました。
中学受験で、できるという成功体験
中学受験をして、合格するという成功経験で初めて味わいます。すごくうれしいという体験だったそうです。
合格して、家族が祝福してくれ、そこで、中学受験して良かったと自分を肯定します。
しかも特待という特別枠が優越感を味わうことができ、自信をつけていきます。
入学手続きをして、「特待」という特別枠で「できるヤツ」と周りから注目されていることが心に変化をもたらします。
入学して自分は「できるヤツ」と意識します。
初めての中間テスト「できるヤツ」とずっと思われたいという心の変化から初めて勉強をするようになります。
初の中間テストで学年3位
やればできるという体験をしたと同時に、もう少し頑張れば1位になれると思ったそうです。
そこから、勉強に目覚めます。
勉強ができなかったのは、それまで興味がなかったから、頑張る理由が見つからなかったから。
成功体験をきっかけに、自信をつけ、良く思われたいという気持ちから、もっとできるようになりたいと短期間で変化したそうです。
まとめ
~成功体験を味わわせるための決断が将来を変える~
私はこの話を聞いたとき、私にはこの決断ができただろうかと思いました。
自分だったら、もう少し頑張らせて、少しでも偏差値が高い学校に入れたいと思ったと思います。
余裕で特待にどんな意味があるかなんて考えなかったと思います。
男の子は、スイッチが入ると一途になります。
そのスイッチを無理やり入るよう親が無理やり背中を押してもダメなときは悪い方向にしか行きません。
大事なのは、背中を押すよりも、成功体験ができる環境を作ってあげることなのだと、彼の成功例を聞いて思いました。